決算はどこを見ればいい?初心者の僕が意識している5つのポイント

決算分析

株式投資を始めてから、難しいと感じたものの一つが「決算」です

売上高、営業利益、純利益、業績予想など、最初は数字がたくさん並んでいて

「結局どこを見ればいいんだろう?」

と思うことが何度もありました

僕自身、まだ投資を勉強している途中ですが、最近は決算を見るときに**「数字が良かったか」だけではなく、「市場が何を期待していたのか」まで考えること**を意識しています

今回は、現在の僕が決算を見るときに確認しているポイントを5つに分けてまとめます

① まずは売上高と利益を見る

最初に確認しているのは、企業の基本的な業績です

特に見ることが多いのは

  • 売上高
  • 営業利益
  • 経常利益
  • 純利益

などです

売上高を見ることで「会社の事業規模が伸びているのか」、営業利益を見ることで「本業でどれくらい利益を出しているのか」を確認できます

ただし、ここで最近特に意識していることがあります

それは

「増収増益だから良い決算」と、それだけで判断しないことです

前年同期より利益が増えていたとしても、株式市場がそれ以上の成長を期待していれば、決算発表後に株価が下がることもあります

逆に、利益が減っていても「市場が想定していたほど悪くなかった」と判断されれば、株価が上昇することもあります

決算の数字そのものだけでなく、その数字がどのように評価されるかまで考える必要があると感じています

② 前年同期比だけでなく「進捗率」も確認する

次に確認しているのが、通期の会社予想に対する進捗率です

例えば会社が

通期営業利益100億円

を予想していて、第2四半期までに営業利益60億円を達成していた場合、単純計算では進捗率は60%です

もちろん企業によって繁忙期が違うため

「半年で50%を超えているから必ず好調」

とは判断できません

季節性の強い企業であれば、利益が特定の四半期に集中することもあります

そのため僕は

前年の同じ時期の進捗率と比べてどうなのか

という点も見るようにしています

単純な数字だけではなく、その会社が例年どのようなペースで利益を積み上げているのかを見ることで、決算を少し理解しやすくなりました

③ 会社予想(ガイダンス)を見る

個人的にかなり重要だと感じているのが、会社側が示している今後の業績予想です

企業は決算資料などで、売上高や利益などの通期予想を公表することがあります

また、業績の状況が変化すれば、従来の予想を上方修正・下方修正する場合もあります

東京証券取引所でも、業績予想を修正する場合には、修正理由や修正前後の予想値などを投資家が理解できるよう開示することが求められています (JPX FAQ)

僕はここを見るとき

「今回の数字が良かったか」だけではなく、「会社はこの先をどう見ているのか」

を考えるようにしています

例えば四半期決算が好調でも、通期予想が据え置かれることがあります

この場合も

「会社が慎重なのか」

「今後コストが増えるのか」

「下期に業績が鈍化する可能性があるのか」

など、理由を決算説明資料から確認することが大切だと思っています

④ コンセンサスと比較する

最近、僕が特に意識するようになったのがコンセンサスです

コンセンサスとは、複数の証券アナリストによる業績予想を集計した市場予想のことです

例えばQUICKコンセンサスでは、証券アナリストの業績予想をまとめた平均値が掲載されており、企業業績に対する「市場の期待値」の一つとして見ることができます (株式会社QUICK:Our Knowledge, Your Value.)

ここが決算を見るうえで非常に面白い部分だと思っています

例えば

  • 会社予想:営業利益100億円
  • 市場予想:営業利益110億円

だったとします

会社が100億円を達成したとしても、市場では110億円程度まで期待されていたのであれば

「会社としては計画通りでも、市場の期待には届かなかった」

という見方ができます

反対に、市場予想を大きく上回ればポジティブサプライズとして受け止められる可能性があります

僕自身も以前は

「前年より増益なら良い」

と単純に考えることがありました

しかし株価は将来への期待も反映しながら動くため、実績だけでなく期待値との比較が重要だと考えるようになりました

⑤ 好決算でも株価が下がる理由を考える

投資を始めて特に不思議だったのが

「こんなに決算が良いのに、なぜ株価が下がるの?」

という場面です

ですが、会社予想やコンセンサスを意識するようになってから、少しずつ考え方が変わってきました

株価が決算前から大きく上昇している場合、市場ではすでに好決算が期待されている可能性があります

すると実際に良い決算が発表されても

「期待していたほどではなかった」

と判断されることがあります

逆に決算そのものがそれほど良く見えなくても、事前の市場予想を上回っていれば株価が上昇するケースもあります

つまり僕は

決算の良し悪しと、決算発表後の株価の上げ下げは必ずしも一致しない

という前提で見るようにしています

僕が現在使っている決算チェックの順番

ここまでをまとめると、現在の僕は決算を見るときに次の順番で確認しています

  1. 売上高・利益は伸びているか
  2. 通期予想に対する進捗率はどうか
  3. 会社の通期予想に変更はあるか
  4. 市場のコンセンサスと比較してどうか
  5. 決算前の株価に期待が織り込まれていなかったか

もちろん、これだけで株価の動きを完全に予測できるわけではありません

金利や為替、景気、株式市場全体の地合いなど、企業以外の要因で株価が動くこともあります

そのため今後は

「企業そのものの変化」と「市場全体の影響」を分けて考えること

も意識していきたいと思っています

まとめ

株式投資を始めた頃の僕は、決算を見ると

「売上が増えた」

「利益が増えた」

という部分を中心に見ていました

しかし勉強していく中で、現在はそれだけでは足りないと感じています

大切なのは

会社がどこまで成長したのか

だけではなく

市場がどこまでの成長を期待していたのか

まで考えることだと思っています

特に今後の企業分析では

会社予想 → 市場予想 → 実際の決算 → 株価の反応

という流れを自分なりに検証していく予定です

まだまだ勉強中ですが、実際の企業の決算も使いながら「なぜこの株価になったのか」「市場は何を見ていたのか」を考えていきます

参考資料・出典

  • 日本取引所グループ(JPX)「決算短信・四半期決算短信 作成要領等」
  • 日本取引所グループ(JPX)「業績予想の修正、予想値と決算値との差異等」
  • QUICK「QUICKコンセンサス」
  • SEC Investor.gov「How to Read a 10-K/10-Q」

※記事内の内容は、執筆時点で確認した情報をもとに作成しています

免責事項

本記事は、筆者自身が株式投資を学ぶ中で調べた内容や考え方をまとめたものであり、特定の銘柄の購入・売却を推奨するものではありません

株式投資には株価変動などにより損失が発生するリスクがあります

実際の投資判断については、ご自身で最新の企業開示資料などをご確認のうえ、ご自身の判断と責任でお願いいたします

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